尿が濁る、尿の濁り

尿が濁る、尿の濁り

健康な人の尿の色は透明です。
尿が白く濁っていたら、尿路に炎症などが起きているおそれがあります。
尿が白く濁るということは、下記のように分類されます。

 

濁りの種類
1.白い濁り───塩類の結晶により白く濁る。
2.暗赤色の濁り─尿酸塩によるもの
3.白い濁り───膿(うみ)により白く濁る

 

■透明だが浮遊物がある
1.雲を思わせるような粘液性の浮遊物
2.糸くずのようなまとまりのない浮遊物

 

■妊娠中で白く濁る
※塩類とは、リン酸・炭酸・シュウ酸・尿酸などが金属原子と結合しているものです。塩類が含まれるのは異常ではありません。通常では、塩類は体内の水分に溶けていますが、それが飽和状態になるなどして尿中に結晶化すると、濁りの原因になります。

 

塩類が原因のとき
尿が白く濁るのは、食べ物や飲み物、または体調よって白く濁ることがあります。多くは心配ないものですが、ときには尿路結石や神経因性膀胱の症状であることがあります。
また尿酸塩が原因の場合は暗赤色を帯びるため、血尿と間違えられる場合があります。病気は尿路感染症が考えられます。

 

尿路感染症の場合には細菌などが侵入して、尿の中に白血球が混じり、それによって尿が白色に濁ってきます。尿路感染症には腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎が含まれます。尿路感染症は子供や性的活動期、高齢者に多い病気です。

 

膿(うみ)が原因のとき
うみが原因の場合、尿路のどこかで、炎症性または化膿性の病気がおきています。この場合は一時期ではなく、しばしば排尿痛・発熱・腹部痛などを伴います。病気としては膀胱炎や腎盂腎炎が考えられます。

 

白い浮遊物
尿そのものは透明でも、白い浮遊物が漂っていることもあります。雲を思わせるような粘液性の白い浮遊物は、女性では珍しくない生理的なもので、心配ありません。

 

糸くずのようなまとまりのない浮遊物なら、尿道や前立腺に炎症性の病気が起きているおそれがあります。病気として疑われるのは前立腺炎や尿道炎が考えられます。早めに医師にご相談ください。

 

妊娠中で尿が濁る
妊婦さんで尿が濁る人が多くいます。妊娠中の後期に入るとお腹の中の赤ちゃんは大きく成長します。妊娠によって大きくなった子宮が、膀胱を圧迫するようになってきます。膀胱が圧迫されることで、膀胱内の尿が空になりにくくなります。

 

そのため細菌の感染が起こり、膀胱炎の病気になることが多いのです。尿の排出量が少なく残尿感もあるため、夜中にもトイレに行きたくなることがあります。尿意があるのにトイレを我慢していると、膀胱炎の原因となってしまいます。
妊娠中はおしっこは我慢しないことが大切です。逆に水分はたくさん摂るようにしましょう。水分を摂って、膀胱を汚す古い尿を排出するのです。

 

なお、排尿時に痛みを感じることや尿が白く濁るなどの症状が出たときは、膀胱炎の可能性が考えられます。赤ちゃんを守るためにも、早めに医師に相談しましょう。